レッド・ブラッド・イレブン
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小野はチームを出るべき選手

欧州の移籍期限が今月末に迫っている。だが、ここまでの移籍市場を見渡しても、あまり活発とは言えない。大物選手の移籍は殆んど見られず、強いて挙げるならばフィーゴのインテル移籍やロビーニョのマドリー移籍といったところか。


こうなると、いかにヨーロッパの多くのクラブが財政難に陥っているのがよくよく理解できる。緩慢な市場の動きの中で、今日、驚きのニュースが入った。小野がプレミアのエバートンに移籍する可能性があるというのだ。


以前のエバートンは残留争いが毎年恒例だったが、昨年に大躍進したチームだ。それほど選手層の厚くない点をふまえると、レギュラー獲得はそれほど難しくないと思われる。


小野はこのままオランダにいても伸び悩むだけであり、自分の成長のためにさらに厳しい環境に身を置くことも大切だ。彼にはまだ伸びしろがある選手なのだから、なおさらだ。

オシムは次期日本代表監督?

ワールドカップまで一年を切り、ジーコの日本代表監督の任期も残りわずかとなった。さて、そろそろ次の日本代表監督の話が出てきてもいい頃だが、一体、誰が適任だろうか?


言うまでもなく、現在のジーコはメンバーを固定して戦いをくぐり抜けてきた。それは連携の強化という目的の達成と新顔の招集を困難にさせるのと引き換えだった。2010年に行われるワールドカップでは、どうしても国際経験の低い選手達が中心になってくる。となると、今度はベテランで実績のある監督が求められるのではないだろうか。


以前から熱望していたベンゲル監督とアーセナルの契約はもうすぐ切れる。今まで大して強くもないチームを、ろくな補強もせずにトップチームに引き上げてきたベンゲルを監督に迎えれば、チームは間違いなく強くなるだろう。だが、ベンゲルはクラブチーム専門監督で、日本代表に就任する確率はかなり微妙だ。


しかし、もっと身近に周囲が代表監督就任を希望する監督がいる。ジェフ市原・千葉のイビチャ・オシム監督だ。元々、ユーゴスラビア代表を率いてベスト4に導いた実績のあったオシム監督は、ベルデニック監督の手によって一度は躍進したが、再び低迷しかけていたジェフの監督に就任すると、圧倒的運動量で攻め抜くスタイルで不死鳥のごとく甦らせた。スター選手のいないジェフを優勝争いさせるチームにしたオシムの手腕は高く評価され、日本のサッカーファンにその存在を深く印象づけた。


もしオシムが日本の監督になったら、どんなチームになるだろう。きっと今の監督とは違って、若い選手にチャンスを多く与えるだろう。チームの雰囲気も変わるだろう。監督の求心力も上がるだろう。などと希望的空想をしてみると、なかなか面白い。

才能の片鱗見せた平山

ヘラクレスの平山がいきなり目に見える形で結果を残した。


平山は後半三十分から出場。スコアは0ー1。チーム内にはあきらめムードが漂っていたが、平山が得たFKからヘディングで一点目。その直後にCKが起点となった折り返しを決め、二点目。わずか九分間で二点を奪った。


私は平山に期待していたが、まさかデビュー戦で二得点を決めるとは思わなかった。私だけではなく、日本でも、オランダでも、この結果を予想できた人はいなかったろう。確かに平山は日本での実績はあるが、国際的な場での結果に関しては甚だ心許ない。アテネオリンピックやワールドユースでも、大車輪の活躍とまではいかず、むしろ周囲の期待を裏切ってしまった。


国見出身の選手は、よくプロになると駄目になると言われている。今まで高校サッカーのスター選手を何度も輩出したが、成功したのは高木琢也と大久保嘉人ぐらいのものだからだ。だが、最近は状況が変わりつつある。ユニバ代表の徳永は海外クラブからも注目されており、バレンシアは徳永欲しさに早稲田大と提携を結んでしまった。成功者の中に平山が入るのも、きっと遠い先の話ではない。


これから先は相手チームも警戒してくるだろうし、研究もされてくるだろう。だが、ここまできたら、もっと上を目指して欲しい。とりあえず十得点を目標にしてみてはどうか。それにオランダで活躍すれば、ビッグクラブから声がかかる可能性も増えてくる。果たしてオランダリーグの開幕は、平山のサクセスストーリーの開幕とも成り得るのだろうか。

審判の質の向上はいつ?

それは昨日の柏レイソル対ジェフユナイテッド千葉の「千葉ダービー」に起こった。


一得点を決めていた千葉の巻が、試合が中断しているにもかかわらず、シュートを打った行為が遅延行為と見なされ、二枚目のイエローカードで退場になったのだ。


この試合は荒れに荒れ、柏レイソル側にも一人の退場者が出た。結局、両チーム合計九枚のイエローカードが飛び交い、その上、まだ退場していない巻がピッチにいるうちに試合を再開させ、稚拙な審判の判定にブーイングが鳴った。


フットボールの世界における審判のポジションは、言うまでもなく非常に重要だ。審判は選手と共に試合を作っていく義務があり、より試合をエキサイティングな内容にする役目がある。しかし、昨日の試合に代表されるように、日本の審判は時に試合を壊してしまうことも珍しくない。あんなにしょっちゅうイエローカードを出されれば、見ている側だってうんざりしてしまう。


審判の判定基準が理解できないのは、Jリーグにとっては大きなマイナスだ。試合が退屈になれば、それだけファンの心は離れていってしまうし、新しいファンも獲得できない。


では、どうすればいいか?単純に審判の質の向上を行えばいいが、それは並大抵のことではない。


Jリーグが始まって十年以上が経過し、選手のレベルはアップしたが、審判のレベルはまだまだといったところが現状だ。

新生レイソルに勝ち目はあるか?

日本代表の日程が一段落つき、今日からいよいよJリーグが再開する。私が応援する柏レイソルは、今のところ下位に沈んでいるが、これから先は挽回に期待したい。


長年チームの中心的存在であったリカルジ―ニョを鹿島に放出し、レイナウドとフランサという海外クラブでも実績のある選手を獲得した。攻撃の核になったクレーベルとのブラジルトリオは、レイソル攻撃陣の大きな戦力になる。


だが、レイソルのキーマンはやはり玉田だ。ここ数ヶ月間は経験したことがないほどの絶不調が続いたが、先日のイラン戦では鋭い動きを披露し、ゴールをアシストした。玉田の調子次第でレイソルは変わる。調子が上がってきた現在、チームの起爆剤となって欲しい。


戦力的に見れば、レイソルは中間から上にある。元々、最下位近辺が定位置のチームではないのだ。将来的には、日本を代表するチームになれる可能性も秘めている。それだけに躍進の糸口を掴んで欲しい。

忘れられた男?

最近めっきり目立たなくなった日本代表選手が、ドイツにいることをみなさんは覚えているでしょうか?ほら、FWでハンブルガーに所属しているあの人・・・。そう、高原だ。


このブログを読んだ人は「ああ、そんな奴もいたっけ」と思うかもしれない。何しろ近年はマスコミの間で全く話題がのぼらなくなってしまった。その上、久保にエースの座を奪われ、注目を大黒に奪われ、代表では一年間以上ゴールがない。


ハンブルガーでも苦戦が続いている。昨季七得点は決して悪い成績ではないのはわかっている。しかし、高原の出場機会は確実に減少している。さらに悪いことに、開幕後のハンブルガーが好調なのである。これは高原にとってという意味だが、調子のいいチームは滅多なことでは先発メンバーを変えない。主力選手に怪我人でも出ない限りは、この先も出場機会が増える見通しはない。


代表でも招集されることは極めて稀になり、日本では既に忘れられた男になりかけている。巻き返したくても、試合には出れない。そして、ますます代表は遠ざかる。今、高原は悪循環の真っ只中にいる。このスパイラルから抜け出すには、少ない時間で点を取るしかない。

ベンチから出たい増嶋

FC東京の増嶋竜也が苦しんでいる。U-20代表でもリべロとして、DFの中心的な存在であるのだが、所属クラブではなかなか出場機会に恵まれない日々が続いている。


ふと周りを見渡してみると、ワールドユースで共に戦った代表の出場選手の中で大学生を除くと、所属先でレギュラーあるいは主力選手になっていない増嶋は珍しいケースになっている。アテネオリンピック代表選手がレギュラーを取ったのが22歳前後だったのを考えれば、この世代は比較的早いことになるのだが、増嶋が相手にしている、日本代表の茂庭とJ屈指のDFジャーンの壁は想像以上に厚い。最近はボランチで活路を見出そうとしているが、プロではろくな結果を残せていないのが現実だ。


増嶋のDFとしての才能は同世代では間違いなくナンバーワンだろう。身長がそれほど高くないので、ヘディングは決して強くないが、フィジカルやスピードは標準以上だし、何よりも増嶋には素晴らしいフィードがある。


その端正な容姿からフットボール以外でも騒がれるが、インタビューでそのことを指摘されると、「僕はそんな甘い気持ちでやってません」と憮然とした調子で答えていた。リーダーの資格と強い気持ちを持った増嶋が化ける時、明日のA代表のDFラインの中核を担う彼の姿があるのではないか。

有意義な平山のへラクレス移籍

移籍の報は突然であった。平山、オランダリーグに移籍。まさに電撃的という言葉がぴったりと当てはまる移籍劇だった。


平山の挑戦は、フェイエノールトへの練習参加から始まった。結果的に入団はならなかったが、ヘラクレスの監督の目に止まり、晴れて入団することとあいなった。


現在、入学した筑波大では休学扱いになる予定だ。以前の平山は将来教員になる夢を持っていたが、ワールドユースで一勝も出来ずに大会を後にしたことが心境を変化させたのか、突如としてプロへの転向を表明した。


思えば、オランダはワールドユース初戦で日本と相対し、クインシーの衝撃的なゴール等で敗れた相手だった。あれで世界の「個」の力を改めて思い知ったのかもしれない。


平山が相次ぐ故障等で伸び悩んでいると感じていたサポーターは、一人や二人ではない。本人もそう感じていたと思う。それだけに今回の海外移籍にかかる期待は大きい。


オランダリーグは全体的なレベルこそJリーグと大差ないが、パス回しや競り合いは日本にはない厳しさがある。だが、彼が本来持っている才能に関しては疑問の余地はない。今、平山という名の未完の大器がオランダで磨かれるようとしている。

中田のプレミア移籍は大きな賭け

中田がボルトンへ移籍すると聞いたとき、私は驚きと戸惑いを隠せなかった。


確かに現在の中田がフィオレンティーナでレギュラーを獲得できる確率は、非常に低いといわざるを得ない。


今季のフィオレンティーナは代表級の選手を積極的に補強しており、監督ともそりが合わないとなれば、最早、レギュラー奪取は絶望的である。


だが、イタリアのクラブも含め、海外のクラブはどこも財政難に陥っており、中田の高額な年棒を払えるのは比較的裕福なイングランドのチームだけであり、それが今回の移籍につながった。


実は一番最初にペルージャに移籍した際、イングランドのクラブからも中田にオファーが舞い込んでいた。しかし、プレミアリーグはあまりにもフィジカルコンタクトが多すぎるという理由で拒絶している。


プレミアリーグの速く、強いスタイルが望まれる中で、十年近くイタリアで慣れ親しんでいたフットボールから離別し、果たしてチームにフィットできるのだろうか。


それは誰にもわからない。ただひとつ言えるのは、既に祭典までもう一年もない状況で試合勘やコンディションを整えるために、中田は大きな賭けに打って出たということだ。


以前より中心的な存在ではなくなったとはいえ、いまだ中田の代表での存在感は不変である。移籍が吉と出るか、凶と出るか、今後の中田の活躍に注目が集まっている。

松井はチャンスを活かせるのか?

ついに来るべきときが来たというのだろうか。年内のうちに、松井大輔が再び日本代表に復帰する可能性が高いことがわかってきている。


現段階ではまだどうなるかわからないが、日本時代から好きな松井が久しぶりに復帰するとなれば、これほど嬉しいことはない。


だが、決して楽観視できる状況ではない。松井に許された時間は少ないだろう。おそらくは交代出場が濃厚であろうし、その少ない時間でジーコの「ファミリー」とやらの一員にならなければ、きっと復帰しただけで終わってしまう可能性もある。


そうならないためには、明確な形で結果を残す必要があるのだ。しかし、まぁ、それほど心配はしていない。


松井がフランスで積みあげたかけがえのない経験は、きっと彼の血と肉になり、成功をもたらすであろう。


そして、ワールドカップへの切符を掴むことも遠い目標ではなくなってくるはずだ。

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