オシムは次期日本代表監督? | レッド・ブラッド・イレブン

オシムは次期日本代表監督?

ワールドカップまで一年を切り、ジーコの日本代表監督の任期も残りわずかとなった。さて、そろそろ次の日本代表監督の話が出てきてもいい頃だが、一体、誰が適任だろうか?


言うまでもなく、現在のジーコはメンバーを固定して戦いをくぐり抜けてきた。それは連携の強化という目的の達成と新顔の招集を困難にさせるのと引き換えだった。2010年に行われるワールドカップでは、どうしても国際経験の低い選手達が中心になってくる。となると、今度はベテランで実績のある監督が求められるのではないだろうか。


以前から熱望していたベンゲル監督とアーセナルの契約はもうすぐ切れる。今まで大して強くもないチームを、ろくな補強もせずにトップチームに引き上げてきたベンゲルを監督に迎えれば、チームは間違いなく強くなるだろう。だが、ベンゲルはクラブチーム専門監督で、日本代表に就任する確率はかなり微妙だ。


しかし、もっと身近に周囲が代表監督就任を希望する監督がいる。ジェフ市原・千葉のイビチャ・オシム監督だ。元々、ユーゴスラビア代表を率いてベスト4に導いた実績のあったオシム監督は、ベルデニック監督の手によって一度は躍進したが、再び低迷しかけていたジェフの監督に就任すると、圧倒的運動量で攻め抜くスタイルで不死鳥のごとく甦らせた。スター選手のいないジェフを優勝争いさせるチームにしたオシムの手腕は高く評価され、日本のサッカーファンにその存在を深く印象づけた。


もしオシムが日本の監督になったら、どんなチームになるだろう。きっと今の監督とは違って、若い選手にチャンスを多く与えるだろう。チームの雰囲気も変わるだろう。監督の求心力も上がるだろう。などと希望的空想をしてみると、なかなか面白い。