貢献者を選べ! | レッド・ブラッド・イレブン

貢献者を選べ!

Jリーグ再開まであと約一週間となり、初練習を始めるクラブも出て来始めた。このまま鹿嶋の独走が続くのか?果たして磐田、浦和の追い上げはあるのか?オシム率いる千葉はどうなるのか?色々と興味は尽きないが、いくつかのクラブは外国人選手の出入りがあったようだ。

そんな中でひとつ興味深いニュースがあった。それは横浜FMがレアル・マドリードのジダン獲得を断念したという内容だった。実は以前から噂はあった。交渉が決裂したのは、条件面での折り合いが付かなかったのが原因のようだ。

思えば、Jリーグに大物外国人選手が少なくなって久しい。東京Vにワシントンの移籍が決定した時、数年ぶりに来た大物選手だとマスコミはこぞつて大騒ぎした。創生期にはあれだけいた大物外国人も、今ではワシントン一人だけ。あの頃が何もかも懐かしく感じる。

だが何も大物だからといって、手当たり次第に呼んでくる必要は無い。Jリーグのクラブチームは将来日本のフットボールに貢献してくれる選手、心のいい選手を雇うべきだ。

最初から金だけが目当ての奴、日本のレベルを舐めてかかって来る奴。来日した数多くの外国人選手の内、こういった奴等が何人いたことか。その多くは何も出来ないまま帰国の途につくことになり、チームは大量の資金をドブに捨てる羽目になる。最近ではイルハンの失敗が記憶に新しい。

プロは金が大切。それは揺るぎようがない事実だが、それだけの選手が活躍できるケースは少ない。クラブの方はクラブの方できちんと貢献者となれるだけの性格を持ち合わせた選手を選ぶのがベストである。いいかげん代理人の言うことを真に受けたり、ビデオだけで判断してしまう外国人強化からは離別すべきだ。