どっちが大事? | レッド・ブラッド・イレブン

どっちが大事?

先日、ソウルで行われたMBC国際ユースにてU-13日本選抜が圧倒的な力の差を見せつけて優勝した。それほど大きな大会でもないし、参加していた海外のチームの中にはクラブチームのユースも参加していたそうだが、日本にとっては大きな意味のある結果となった。

それはなぜか?優勝を果たした日本の子供達は、いわゆるエリート教育を受けて育成されている子供達なのだ。

エリート育成は近年のフットボール界では何かと声高に叫ばれている。具体的な例を挙げると、深刻なFW不足に悩まされていたフランスが国を挙げて育成に励み、数年後にトレセゲ、アンリ、シセらといったストライカーを生み出すに至った。

最近ではスイスが大きな成果を挙げているとも聞いたことがある。最早フットボールの選手強化にエリート教育はさして珍しいものではなくなってきている。

日本でもアンリらを育て上げたフランスエリート教育の祖、INFの元校長がアドバイザーに就任し、徐々に力を入れ始めているが、今回の大会で結果が出たのは素直に喜ぶべきことである。

だが、エリート育成に非難の声を上げる人物もいる。その人物とは評論家兼解説者のセルジオ越後氏である。セルジオ氏曰く、「日本ではエリート育成よりも普及のほうが大切」だそうだ。


続きはまた明日です。短くてごめんなさい。